【作ってみた】止まって見える薬
「止まって見えるぜ。」
あまりの速度で動けるやつが自分より遅いやつに言う言葉。
「・・・?周りが遅く見える・・。
違う、僕が速くなったんだ!」
覚醒してあまりの速度で動けるようになったやつが自分より遅いやつに言う言葉。
これらから、止まって見えるということは、すなわち自分が速くなっているという事。
後者は気づくのが遅いところを見ると、自分は通常の速度で動いてるつもりではあり、相手から見ると異常な速度で動いているということになるらしい。
私はこの止まって見える薬が欲しくなったので作ってみた。
というわけで早速作ってみたのだが、結論から言うと「マジで自分が速くなる薬」で、
朝起きて家から一歩出ようとしたら玄関をぶちやぶって道路に出て車に轢かれてしまった。
この薬は自分の動きが10倍速になるので無事に家を出るには十分の一の速度で動く必要がある。非常に面倒である。
でも100m走とかは普通の人なら1.4秒くらいで走れるようなるのでこれからテストがある人はぜひ服用してほしい。
ゴールしたあとクラスのみんなの所に戻ろうとしてぶっとばさないように。
もう一つ作ってみた、が、こちらも結論から言うと「マジで止まって見える薬」だ。
服用した瞬間すべてが止まって見える。
止まって見えるだけで本当は動いている。音も普通に聞こえる。
パソコンはフリーズするし、映画館に行ってもつまらないし、信号も変わらない。
朝に服用すればずっと朝だし、夜に服用すればずっと夜。多分脳が死んだ。
道路を渡ろうとして左右の安全確認をしたが実は車が来てて轢かれたりもした。次からは音にも気を付けないといけない。
だが利点もある。昼ごろ服用し、夜まで待つ。時間がわからないのでそこは感覚に任せよう。
そうすると昼にいたであろう人がすべて止まって見えるのだ。だが実際は夜なので誰もいない。
つまり、好みの女の子、熟した女性や小さな女の子でも、気になる人がいればいくらでも舐めまわすように見ることができる。
ただし、ポリスメンが来ていても気づくことができないのでリスクもある。やっぱりやめたほうがいい。
ちなみに併用はおすすめできない。なぜなら二つの悲劇が同時に起こるだけだから。